開発者

開発者:真中武司
TAKESHI MANAKA
1962年10月18日生まれ 東京都出身

略歴

1985年 ブロック職人としてキャリアをスタート
1994年 ガーデン&エクステリア設計・施工の 株式会社 夢空館 設立
1998年 建物基礎工事施工の 有限会社 サクラ建工 設立
2012年 農業・造園・ガーデニングの 株式会社 夢ファーム 設立
2015年 沖縄に、建築・ガーデン&エクステリア設計・施工の
株式会社 YUME沖縄DesignWorksを設立
上記4社を傘下にする株式会社 YUME Design Studio 代表

開発者インタビュー

Q:開発のきっかけは?

誰でもブロックが積めるようにならないかと考えました
いかにして綺麗に、早く積むか。熟練の職人が少ないなかで、誰でも積めるようにならないかと考えました。「誰でもできる」っていうのが一番大事だったんです。

職人不足、熟練工の高齢化
きれいに積める人は高年齢化している。若い職人が一人前になるまで3年はかかる。
仕事は沢山あるけれど、人手不足で受注できないことが多いんです。

 

Q:シンプルに見えて、実は仕掛けが施されていますよね?

試作を繰り返しました
僕は最初からこの業界ではなく元は金型屋。その経験からこれを設計をしました。
断面見てもらえばわかるとおり、これは両サイド0.5㎜づつ削ってある。
それによって、抜けやすくなっているんです。

中に残さないことに、こだわりました
もしブロック塀に何か入っていたら、中で錆びたりもします。
その部分の接着が弱くなって、地震があったときなんかにブロックが倒れちゃったりしたら嫌だと思ったんです。抜けるっていうのが、一番こだわったところでした。

微調整も楽々です
2点でブロックを支えるようになっていますから、ただブロックを置くだけでいい。
隙間が空いてしまっても(モルタルが乾く前に)すべらせればいい。だから体が楽。
何度もブロックを持ち上げてやり直さなくてもいい。

 

Q:初めて使った時の感想は?

試作品をみんなで使って、「完璧だな」と思いました
うちはタイ人の研修生が多いんですが、来たばかりの一年生ですぐにできたんです。
使用一回目から手応えがあった。二回目では完璧だった。

最近はみんな「これがないとできない」って言い始めている
タイから来た研修生たちが、「これがあれば僕一人でも現場に行ける」って言ってくれるんです。まさに言葉通り完璧だなって思いました。

 

Q:現場で導入してもらった反響は?

作業が早くて驚かれました
職人一人の作業だと一日積めるのは150本から200本。もうそこでバテてしまう。
ブリック・スペーサーを使えば、そのくらいの作業が半日です。

熟練工からも好評です
高齢の熟練工にとっては、体が楽になります。
重たいブロックを長時間支えずに、ぽんと置くだけになった。
今までのやり方だと、体が痛かったり、目も悪くなったりすれば、どうしても技術の低下もあった。ベテランの熟練工に、「これはいいよね」と言ってもらえた。

 

Q:この先の展開は?

これから先は、さらにバリエーションを増やしていけます。
特注にも対応できるようにしてあります。

受注を増加させたい人に使ってほしい
とにかく受注を増やせます。作業スピードが倍近く上がるので。
作業スピードが上がって、しかも完成度も高い。
一年生でもプロに負けない仕上がりになりますから、職人不足もすぐ解消です。